2025年12月20日(土)は何の日かな?
12月20日に生まれの有名人や過去におきた代表的な出来事や記念日などを紹介します!
デパート開業の日
1904年(明治34年)12月21日に東京の日本橋に三越呉服店が営業を開始した。顧客らに「デパートメントストア宣言」と呼ばれる文書を送付した日が20日だったためか、デパート開業の日は20日とされている。当時の販売方法の主流は座敷に座っている店員に、欲しいものをいうと、奥からその品をもってきてくれるという「座売り」形式だったが、三越呉服店は、現在も主流となっている並べてある商品を自由にみることのできる「陳列販売」形式を取り入れた。この販売方法がデパートの定義の重要な一つであることが、日本で初めてこれを取り入れたとされる三越呉服店が最初のデパートと言われる理由なのだが、この点で三越が初めてだったかというのには異論があるようだ。日本橋に店を出す前は三井呉服店という名で駿河町(現在の日本橋室町)に店があった。この呉服店が後の三井財閥の元となっている。
シーラカンスの日
体長2メートル以上、体重90キロにまで成長する謎に包まれた深海魚シーラカンス。6500年前に絶滅したものと考えられていたが、1952年のこの日、コモロ諸島のアンジュアン島で捕獲された。学術調査の結果、化石の状態で発見された昔のシーラカンスとほとんど形が変わらないことが判明。この「生きた化石」の最も驚くべき特徴は、体から足のように伸びる2対の丸いヒレ。多くの科学者たちは、シーラカンスが、魚から両生類などの四足陸生動物に進化する初期の段階を示していると考えている。1997年にはインドネシアのスラウェシ島の沖合で新種が発見されている。生息数は明らかではないが、研究では1000匹ほどしか存在しないと示唆されており、絶滅の危機に瀕していると考えられている。
ブリの日
魚へんに師でブリ「鰤」と書くことや、ブリの旬が師走であるとされていること。そして2(ブ)、0(リ)のゴロあわせから12月20日がブリの日となった。鰤の語源には諸説がある。あぶらの多い魚なので「アブラ」の「ブラ」が転じたと言う説。古くは火にあぶって食べたので「あぶり」が略されて「ぶり」になったと言う説。身が赤くて「ブリブリ」しているからといった説。また大きさによって呼び名が変わる出世魚でもある。日本各地での地方名と併せて様々な呼び方をされる。80cm 以上のものは関東・関西とも「ブリ」と呼ぶ。例:関東 - モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上) 関西 - モジャコ(稚魚)→ワカナ(兵庫県瀬戸内海側)→ツバス、ヤズ(40cm以下)→ハマチ(40-60cm)→メジロ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)